一瞬で攻守交代。
NFLのインターセプトは、守備側が相手のパスを奪うターンオーバーです。 成立条件、キャッチ後のリターン、ピック6、同時キャッチなど、 初心者が中継で迷いやすいポイントまでまとめて解説します。
NFLを見ていると、実況で 「インターセプト!」 と叫ばれ、その瞬間に攻撃と守備が入れ替わる場面があります。
インターセプトはNFLの試合展開を大きく変えるプレーのひとつです。 ゴール目前まで攻め込んでいても、パスを守備に奪われれば攻撃権を失います。 逆に守備側からすれば、一度のプレーでボールを奪い、 そのまま得点まで狙える大きなチャンスです。
この記事では、 NFLのインターセプトとは何か、どんな条件で成立するのか、 キャッチ後はどうなるのか を初心者向けに整理します。
攻撃側が投げたパスを守備側が正しくキャッチすると、 その瞬間にボールの所有権が守備側へ移ります。 キャッチした選手は、そのままボールを持ってリターンすることもできます。
NFLのインターセプトとは?
インターセプト(Interception)とは、 攻撃側が投げたパスを守備側の選手がキャッチし、 ボールの所有権を奪うプレーです。
NFLではボールの所有権が相手チームへ移るプレーを 「ターンオーバー」と呼びます。 インターセプトは、ファンブルロストと並ぶ代表的なターンオーバーです。
攻守が入れ替わるため、それまで攻撃していたチームのダウン数は終了。 インターセプトした側が新しい攻撃チームとなり、 プレー終了地点から原則として1stダウンで攻撃を始めます。
インターセプトが成立する条件
守備選手がボールに触れただけではインターセプトにはなりません。 基本的には、通常のNFLのキャッチと同じように 「キャッチが成立しているか」 が重要になります。
ボールを確保し、単に一瞬触れただけではなく キャッチとして認められるコントロールが必要です。
NFLのキャッチ成立条件を満たす必要があります。 サイドライン際では足の位置も重要になります。
パスが地面に触れて不完全パスになった後で拾っても、 インターセプトにはなりません。
WRがパスをキャッチすると攻撃成功。 そのパスをCBやSなどの守備側が先にキャッチするとインターセプト。 基本的な考え方はこれだけです。
インターセプト・不完全パス・ファンブルの違い
| プレー | 何が起きた? | 攻撃権 | ボール |
|---|---|---|---|
| インターセプト | 守備がパスをキャッチ | 守備側へ移る | キャッチ後も原則ライブ |
| 不完全パス | 誰もキャッチできず地面へ | 攻撃側のまま | その場でプレー終了 |
| ファンブル | ボール保持者がボールを失う | 拾ったチーム次第 | ルーズボール |
インターセプト後はどうなる?
インターセプトした瞬間にプレーが終わるわけではありません。 キャッチした守備選手は、そのまま相手エンドゾーンへ向かって走れます。
タックルされる、アウト・オブ・バウンズになる、 タッチダウンするなどしてプレーが終了します。
インターセプトした選手がそのまま相手エンドゾーンまでリターンして タッチダウンすると、一般的に「Pick Six(ピック6)」と呼ばれます。 6点のタッチダウンを一気に奪えるため、試合の流れを大きく変えるプレーです。
誰がインターセプトできる?
NFLでは、 守備側の選手はポジションに関係なくパスをキャッチできます。
インターセプトが多いのは、パス守備を担当する CB(コーナーバック)やS(セーフティ)ですが、 LB(ラインバッカー)やDL(ディフェンシブライン)が インターセプトすることもあります。
「守備の選手だからこのポジションはパスを取れない」 という制限はありません。 QBの短いパスをDLが弾いて自分でキャッチするケースなどもあります。
一度弾かれたパスでもインターセプトになる?
なります。
パスがWRや守備選手の手に当たって空中へ弾かれても、 ボールが地面に触れる前に守備側がキャッチすれば、 インターセプトとして成立する可能性があります。
レシーバーが一度触ったボールを弾き、 後ろにいた守備選手がキャッチする場面はNFLでもよくあります。 実況では「tipped pass」などと表現されることがあります。
攻撃と守備が同時にキャッチしたら?
レシーバーとディフェンダーが同時にボールを確保し、 どちらもそのまま保持した場合は 「同時確保(simultaneous possession)」 と判断されることがあります。
本当に同時確保であれば、 ボールは直前まで所有していたチーム、つまり通常のパスプレーでは 攻撃側に与えられます。 そのため、インターセプトにはなりません。
守備選手が先に明確なコントロールを確立し、 後からレシーバーがボールに加わった場合は、 単純な「同時キャッチ」ではありません。 実際の判定では映像を使って細かく確認されることもあります。
自陣エンドゾーンでインターセプトしたら?
守備選手が自陣エンドゾーンでインターセプトし、 そのままエンドゾーン内でプレーを終えるケースでは、 タッチバックになるのが基本です。
その場合、インターセプトしたチームが攻撃権を獲得し、 タッチバック後の地点から新しい攻撃を開始します。
ただし、選手の勢いでエンドゾーンに入ったケースや、 反則が絡むケースなどは判定が複雑になるため、 中継では審判の最終スポットを確認すると分かりやすいです。
インターセプトした後にボールを落としたら?
インターセプト後にリターンしている選手は、 すでにボールキャリアーです。
その選手がタックルされる前にボールを失えば、 今度は ファンブル になります。
つまり、 「インターセプト → リターン → ファンブル → 元の攻撃側が回収」 という形で、1プレーの中で所有権が2回変わることもあります。
インターセプトになる例・ならない例
キャッチ条件を満たせばインターセプト。 そのままリターンできます。
ボールが地面に触れる前に正しく確保すれば、 インターセプトになります。
キャッチが成立していなければ不完全パス。 攻撃権はそのままです。
真の同時確保なら通常は攻撃側のボールとなり、 インターセプトにはなりません。
NFLのインターセプトでよくある質問
- 守備側が攻撃側のパスをキャッチするとインターセプト
- 成立するとボールの所有権が守備側へ移る
- インターセプト後はそのままリターンできる
- リターンTDは「ピック6」と呼ばれる
- 守備側はポジションを問わずインターセプト可能
- 弾かれたパスでも地面に落ちる前ならINTになることがある
- 真の同時キャッチなら通常は攻撃側のボール
インターセプトと一緒に覚えたいNFLルール
NFL Football Operations「2026 NFL Rulebook」、 NFL Football Operations「Football Terms」を参考に作成。
最終更新:2026年9月5日



