赤と黒のユニフォーム。空を飛ぶハヤブサをイメージしたロゴ。 そして「Dirty Birds」と呼ばれる独特のファン文化。
現在の攻撃には、NFL屈指の万能RBへ成長した ビジャン・ロビンソン(Bijan Robinson)がいます。
それがアトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)です。
Falconsはこれまで2度Super Bowlへ進出。 1998年の「Dirty Birds」、Michael Vick、Julio Jones、 そして2016年NFL MVPのMatt Ryanなど、 NFLの歴史に残るスターを生み出してきました。
一方で近年は苦しいシーズンが続き、 2025年も8勝9敗。 8年連続でプレーオフ進出を逃しています。
そして2026年、Atlantaは大きく動きました。 Matt RyanがPresident of Footballとして帰還し、 新HCにはKevin Stefanskiが就任。
QBではACL手術から復帰した Michael Penix Jr.と、 Miamiから加入したTua Tagovailoaが 先発を争っています。
2026年は「新しい体制で、8年間続くプレーオフ不出場を終わらせられるか」を見るシーズンです。
アトランタ・ファルコンズの基本情報
Falconsは1966年からNFLへ参加。 最初のドラフトでは全体1位でTommy Nobisを指名しました。 Nobisは後に「Mr. Falcon」と呼ばれる存在となっています。
ファルコンズはどんなチーム?
現在のAtlantaで最も分かりやすい武器が Bijan Robinsonです。
2025年は1,478ラッシングヤードに加え、 パスでも820ヤード。 合計2,298スクリメージヤードはNFL全選手トップでした。
その周りにはWR Drake London、TE Kyle Pitts。 そしてStefanskiが得意としてきた 「ランゲーム+プレーアクション」との組み合わせにも注目です。
守備は2025年に球団新記録となる 57サックを記録しました。
ただし2026年はJalon WalkerがACL断裂でシーズン全休。 James Pearce Jr.も最初の8試合を出場停止となっています。
強力な攻撃を生かしながら、開幕序盤のパスラッシュ不足をどう乗り越えるかも重要です。
NFL初心者にはどう見えるチーム?
Falconsを見るなら、まず #7 Bijan Robinsonを追ってみてください。
Bijanは普通のRBのようにボールを受けて走るだけではありません。 パスをキャッチしたり、外側へ開いたり、 スクリーンパスから一気にヤードを稼いだりします。
QBについてはPenixとTuaのどちらが先発するのかにも注目。 難しい戦術が分からなくても、 「Bijanにどうボールを渡すのか」を見るだけで楽しみやすいチームです。
ファルコンズの歴史
1998年|「Dirty Birds」で初のSuper Bowlへ
Falconsの歴史で最初に覚えたいのが1998年です。
RB Jamal AndersonがTD後に披露した 「Dirty Bird」ダンスが大きな話題となり、 チーム全体が「Dirty Birds」と呼ばれるようになりました。
この年のAtlantaは14勝2敗。 NFC Championshipでは15勝1敗だったMinnesota Vikingsを オーバータイムの末に30-27で破り、 球団史上初のSuper Bowlへ進出します。
Super Bowl XXXIIIではDenver Broncosに19-34で敗れましたが、 1998年のチームは今でもFalconsを代表する存在です。
Michael Vickが変えたQBのイメージ
2000年代にAtlantaを一気に全国区へ押し上げたのが Michael Vickです。
QBでありながらRBのように走り、 強烈な左腕からロングパスも投げる。 現在では「走れるQB」は珍しくありませんが、 当時のVickは非常に衝撃的な存在でした。
Matt Ryanと2016年のSuper Bowl
2008年ドラフト全体3位で加入した Matt Ryanは、 長期間FalconsのQBを務めました。
2016年には 4,944パスヤード・38TD・7INTを記録し、 Falcons史上初のNFL MVPを受賞。
Julio Jonesらを擁した攻撃でSuper Bowl LIへ進みましたが、 New England Patriotsに28-34で敗戦。 Falconsは現在もSuper Bowl初優勝を目指しています。
2026年|Matt Ryanがチームを作る側へ
そのMatt Ryanが2026年、 President of FootballとしてAtlantaへ帰ってきました。
今度はQBではなく、 Falconsのフットボール部門全体を統括する立場です。
新HC Kevin Stefanski、新GM Ian Cunninghamとともに、 Ryanがどんなチームを作っていくのか。
2026年はFalcons史を代表するQBが、今度はチームを作る側としてSuper Bowlを目指す最初のシーズンです。
ファルコンズのライバル
ニューオーリンズ・セインツ
AtlantaとNew Orleansというアメリカ南部の都市同士の対決で、 Falconsファンにとって特別なカードです。
2026年はWeek 4とWeek 17で対戦。 Week 4はMonday Night Footballです。
カロライナ・パンサーズ
2026年はWeek 2とWeek 18で対戦。 最終戦がPanthersなので、 NFC南地区の優勝争い次第では非常に重要なゲームになります。
タンパベイ・バッカニアーズ
Tampa Bayも同じNFC南地区。 2026年はWeek 8とWeek 16で対戦します。
近年のNFC南地区はチーム間の差が小さく、 こうした地区内の直接対決が最終順位を大きく左右します。
2026年ファルコンズの注目選手
2024年NFLドラフト全体8位の左利きQB。
2025年は9試合すべてに先発し、 1,982パスヤード・9TD・3INTを記録しました。
しかし左膝ACLを負傷してシーズン終了。 2026年8月には11対11の練習へ復帰し、 Tua Tagovailoaと1st-teamのスナップを分けています。
将来のフランチャイズQB候補ですが、2026年の先発はまだ自動的にPenixと決まっているわけではありません。
Miami Dolphinsで長年先発を務めてきたQB。 2026年にFalconsと1年契約を結びました。
2025年は14試合で 2,660パスヤード・20TD・15INT。
素早いリリースとショート~ミドルの正確なパスが特徴で、 プレーアクションを多く使うStefanskiの攻撃との相性にも注目です。
現在のFalconsで最も注目してほしい選手です。
2025年は 1,478ラッシングヤードに加え、 79キャッチ・820レシービングヤード。
合計2,298スクリメージヤードはNFLトップで、 Falconsの球団記録でもあります。
2026年には契約を延長し、 2030年までAtlantaに残る契約となりました。
ランでもパスでも使える、現在のAtlantaオフェンスの中心です。
身長6フィート4インチの大型エースWR。
2025年は怪我で12試合の出場ながら、 68キャッチ・919ヤード・7TDを記録しました。
2026年にはAtlantaと大型契約を延長し、 Bijanと同じく2030年まで契約下にあります。
QBがPenixでもTuaでも、 最大級のパスターゲットになる選手です。
2025年ドラフト3巡目ながら、 ルーキーイヤーから大きなインパクトを残しました。
96タックル・11パスディフェンス・5INT。 5INTはNFL新人トップです。
Defensive Rookie of the Yearのファイナリストにも選ばれ、 現在のAtlanta守備で次のスター候補となっています。
2025年はルーキーながら 10.5サックを記録し、 チームトップとなったEDGEです。
ただし2026年はPersonal Conduct Policy違反により、 レギュラーシーズン最初の8試合が出場停止。
Week 9のMadridゲームが行われる週から復帰可能です。
Falconsの守備は「Pearceがいない前半戦」と「戻ってくる後半戦」で大きく変わる可能性があります。
2026年ファルコンズの観戦ポイント
2026年ファルコンズの注目試合
2026年はWeek 3〜5に3試合連続のプライムタイムゲーム。 さらにMadridでの海外開催もあります。
Week 1 @ Steelers
Kevin Stefanski体制の初戦。 Pittsburgh Steelersとのアウェーゲームです。
日本時間:9月14日(月)午前2:00開始予定。
Week 4 @ Saints|Monday Night Football
最大のライバルNew Orleansとのプライムタイムゲーム。 Falconsを応援するなら外せない一戦です。
日本時間:10月6日(火)午前9:15開始予定。
Week 9 vs Bengals|Madrid
Cincinnati Bengals戦はスペイン・マドリードの Santiago Bernabéu Stadiumで開催。
日本時間:11月8日(日)午後11:30開始予定。
日本から比較的見やすい時間帯に加え、 James Pearce Jr.が復帰可能になる週でもあります。
Week 18 @ Panthers
レギュラーシーズン最後はCarolinaとの地区対決。
Week 16 Buccaneers、Week 17 Saints、Week 18 Panthersと、 最後の3試合はすべてNFC南地区です。
地区優勝争いが接戦なら、最後の3週間で順位が大きく動く可能性があります。
ファルコンズの日程を日本時間で確認
NFLはアメリカ現地時間で開催されるため、 日本では深夜・早朝になる試合が中心です。
2026年NFLの日程・日本時間を見る →Mercedes-Benz Stadiumとファン文化
FalconsのホームはAtlantaのダウンタウンにある Mercedes-Benz Stadium。 2017年にオープンしました。
最大の特徴は開閉式の屋根。 8枚の巨大な「花びら」のようなパネルが動いて開閉します。
内部には360度を囲む巨大なリング状スクリーン Halo Boardもあり、 NFLでも特に近未来的なスタジアムです。
Dirty BirdsとRise Up
Falconsを応援するなら覚えておきたい言葉が、 Dirty BirdsとRise Upです。
Dirty Birdsは1998年のJamal Andersonによる Dirty Birdダンスから広まりました。
Rise Upは2010年から広がったFalconsのラリークライ。 現在でもチームやファンを象徴する言葉として使われています。
ファルコンズのチームカラー
赤と黒を基調としたカラーリングはNFLでもかなり分かりやすく、 ロゴは「F」の形をイメージしたFalconになっています。
ファルコンズの公式グッズ
2026年から応援を始めるなら、 特に選びやすいのはBijan Robinson #7です。
2030年まで契約があり、 現在のFalconsを代表するスター。 長く応援する選手としても選びやすい存在です。
👉 【外部リンク:Atlanta Falcons Official Shop】
こんな人にファルコンズがおすすめ
NFL初心者なら、 #7 Bijan Robinson、 #5 Drake London、 #31 Xavier Watts。 まずこの3人から覚えるのがおすすめです。
まとめ|2026年Falconsは新体制で再び立ち上がれるか
Atlanta Falconsは1966年から続くフランチャイズです。
1998年のDirty Birds。 Michael Vick。 Matt Ryan。 Julio Jones。 2016年のSuper Bowl進出。
多くの名場面を残してきましたが、 まだSuper Bowl優勝はありません。
そして現在は8年連続でプレーオフ不出場。 2026年はチームにとって大きな転換点です。
President of Footballとして戻ってきたMatt Ryan。 新HC Kevin Stefanski。 PenixとTuaのQB競争。 そして攻撃の中心にはBijan Robinson。
過去のレジェンドと現在の若いスターがつながり、新しいFalconsを作り始めるシーズンです。
数年後にAtlantaが初めてSuper Bowlを制覇したとき、 「Matt Ryanがチームを作る側へ戻った2026年から見ていた」 と言えるかもしれません。
今から応援を始めるには面白いタイミングです。
Rise Up! Dirty Birds!
最終更新:2026年8月26日
本記事は2026年8月26日時点の情報をもとに作成しています。
主な情報源:
・Atlanta Falcons公式サイト
・Atlanta Falcons公式ロスター
・Atlanta Falcons公式2026年スケジュール
・Atlanta Falcons公式ヒストリー
・Mercedes-Benz Stadium公式サイト
・NFL公式情報
2026年シーズン開幕前のため、 最終53人ロスター、デプスチャート、先発QBなどは今後変更される可能性があります。
特にQBについては、 2026年8月24日時点でMichael Penix Jr.とTua Tagovailoaの先発争いはまだ決着していません。 PenixはACL手術から11対11へ復帰し、 両者が1st-team repsを分けています。



