バーガンディ&ゴールドの伝統的なカラー。 アメリカの首都ワシントンD.C.を代表するNFLチーム。
そして現在の中心には、 NFL屈指の機動力を持つQB ジェイデン・ダニエルズ(Jayden Daniels)。
それがワシントン・コマンダース(Washington Commanders)です。
2024年は12勝5敗。 新人QBだったDanielsがいきなりNFLを席巻し、 チームを1991年以来となるNFC Championshipまで導きました。
ところが2025年は一転。 Danielsをはじめ主力に怪我が相次ぎ、 チームは5勝12敗。 Daniels自身もレギュラーシーズン7試合の出場にとどまりました。
そして2026年。 Danielsは健康な状態で復帰。 さらに8月にはスターWR Stefon Diggsが加入しました。
Terry McLaurinとの豪華WRコンビに加え、 ドラフトでは全体7位で大型LB Sonny Stylesを獲得。
2026年は「2024年のNFC Championship進出が新しいWashingtonの始まりだったのか」を証明するシーズンです。
ワシントン・コマンダースの基本情報
フランチャイズは1932年にボストンで誕生し、 1937年にワシントンへ移転。
1937年、1942年のNFL王座に加え、 1982年、1987年、1991年シーズンのSuper Bowlを制覇しています。
合計5回のNFLチャンピオンを経験している 歴史あるフランチャイズです。
コマンダースはどんなチーム?
2024年のDanielsは新人ながら、 3,568パスヤード・25パスTD。
さらにランでも 891ヤード・6TD。 QBでありながら約900ヤードを走りました。
チームも12勝5敗。 プレーオフではBuccaneers、Lionsを破り、 NFC Championshipまで進出。
DanielsはAP Offensive Rookie of the Yearにも選ばれています。
一方で2025年は怪我の影響でDanielsが7試合しか出場できず、 チームも5勝12敗へ落ち込みました。
2026年は「2024年が本当のCommandersだったのか?」を証明する一年です。
David Bloughの新オフェンス
2026年から新しいオフェンシブコーディネーターになったのが David Bloughです。
新しい攻撃ではランとパスのバランス、 プレーアクション、 Under Centerなどをこれまで以上に取り入れる方針。
Daniels自身のラン能力だけに頼るのではなく、 RBのランで守備を動かしてから McLaurinやDiggsへパスを通す。
よりバランスの取れたオフェンスを目指しています。
NFL初心者にはどう見えるチーム?
CommandersはNFL初心者にもかなりおすすめです。
理由はシンプル。 QBがとにかく分かりやすく面白いからです。
まず攻撃では #5 Jayden Danielsを見てください。
パスを投げると思ったら自分で走る。 ディフェンスをかわして外へ逃げる。 そこから突然ロングパスを投げる。
ターゲットには #17 Terry McLaurinと #18 Stefon Diggsがいます。
NFLの戦術がまだ分からなくても、とりあえず#5 Danielsを追うだけでかなり楽しめます。
コマンダースの歴史
1932年誕生|移転初年度からNFL王者
フランチャイズの始まりは1932年。 当初はボストンを本拠地としていました。
1937年にワシントンD.C.へ移転すると、 その初年度からNFL Championshipを制覇。
当時の中心選手が伝説的QB Sammy Baughです。
さらに1942年にもNFL Championshipを制覇しました。
Joe Gibbsと「The Hogs」
Washington史を語るうえで絶対に外せない人物が Joe Gibbsです。
1981年にHCへ就任すると、 WashingtonをNFL最強クラスのチームへ変えました。
特に有名だったのが 「The Hogs」と呼ばれる 巨大で強力なオフェンスライン。
その後ろをJohn Rigginsらが走る フィジカルな攻撃がWashingtonを象徴しました。
GibbsはSuper Bowl XVII、XXII、XXVIの3度の優勝を達成しています。
John RigginsとDoug Williams
1982年シーズンのSuper Bowl XVIIでは Miami Dolphinsと対戦。
17-13でリードされた4th & 1から John Rigginsがタックルを振り切り、 43ヤードTD。
Washingtonは27-17で勝利し、 Rigginsは166ラッシングヤードでSuper Bowl MVPに選ばれました。
1987年シーズンのSuper Bowl XXIIでは、 第1Qを0-10で終えながら 第2Qだけで35得点。
QB Doug Williamsを中心にDenver Broncosを42-10で破り、 2度目のSuper Bowl制覇を達成しました。
1991年|歴代でも屈指の強さ
Joe Gibbs時代最後のSuper Bowl制覇が1991年シーズン。
Washingtonはレギュラーシーズンを 14勝2敗で終了。
Super Bowl XXVIではBuffalo Billsを37-24で破りました。
ポストシーズンを合わせて17勝2敗。 NFL史でも屈指の強さだったシーズンとして語られています。
2024年|Jayden Danielsで約30年ぶりの快進撃
長い低迷期を経て、 Washingtonファンへ久しぶりの大きな希望を与えたのが2024年。
新HC Dan Quinn。 新GM Adam Peters。 そしてドラフト全体2位Jayden Daniels。
前年4勝13敗だったチームが 12勝5敗へ一気に躍進しました。
プレーオフでもTampa BayとDetroitを撃破し、 1991年以来となるNFC Championshipへ進出。
2026年の目標は、2024年にたどり着いたNFC上位へもう一度戻ることです。
コマンダースのライバル
ダラス・カウボーイズ
両チームの最初の対戦は1960年。 プレーオフではWashingtonが2勝0敗。
1982年シーズンのNFC ChampionshipではDallasを31-17で破り、 そのままSuper Bowl XVII制覇へ進みました。
2026年はWeek 2とWeek 18で対戦。 シーズン序盤と最後にCowboys戦があります。
👉 【内部リンク:ダラス・カウボーイズとは?】
フィラデルフィア・イーグルス
2024年シーズンのNFC Championshipで WashingtonのSuper Bowl進出を止めた相手でもあります。
2026年はWeek 1とWeek 8で対戦。 開幕戦からいきなりPhiladelphiaです。
ニューヨーク・ジャイアンツ
2026年はWeek 5とWeek 10で対戦。 Week 10はThursday Night Footballです。
2026年コマンダースの注目選手
当然ながら2026年最大の注目選手。 2024年NFLドラフト全体2位です。
ルーキーイヤーから 3,568パスヤード・25TD。 さらに891ラッシングヤード・6TD。
QBの新人シーズンとして歴史的な活躍を見せました。
2025年は怪我の影響で7試合の出場にとどまり、 1,262パスヤード・8TD・3INT。
最大のテーマは「健康なJayden Danielsなら、2024年の魔法をもう一度起こせるか?」です。
Washingtonを長年支えてきたエースWR。 2019年からWashington一筋です。
2020年から2024年まで 5年連続1,000ヤード以上。
2024年は1,096ヤード・13TDを記録し、 Danielsと素晴らしいコンビを作りました。
愛称はScary Terry。 Washingtonファンなら覚えておきたい選手です。
2026年8月に加入した重要補強。 長年NFLトップクラスで活躍してきたWRです。
DiggsはMaryland出身で、 高校・大学時代も地元で過ごしました。
つまり2026年は DMVエリアへ帰ってきたスター というストーリーもあります。
McLaurin+Diggs。片方だけを徹底的にマークしにくくなり、Danielsにとって非常に大きな補強です。
愛称はBill。
2025年ドラフト7巡目ながら、 ルーキーシーズンから活躍しました。
175キャリー・805ヤード・8TD。 1キャリー平均4.6ヤード。
2026年はパスキャッチ能力も伸ばし、 Every-down RBになれるかがテーマです。
2026年NFLドラフト 全体7位。 Ohio State出身の大型LBです。
身長6フィート5インチ、244ポンド。
ランストップ。 パスカバー。 ブリッツ。 EDGEのようなパスラッシュ。
大学時代から非常に幅広い役割を担当していました。
2026年は「Sonny Stylesをどこで使う?」を見るだけでも面白い選手です。
2026年に加入したパスラッシャー。 元Baltimore Ravensの1巡目指名選手です。
2025年途中にLos Angeles Chargersへ移籍し、 Chargersで12試合に出場して 7.5サック。
キャリア通算では30.5サックを記録しています。
2025年Washingtonが苦しんだ QBへのプレッシャー不足を改善するための重要補強です。
2026年コマンダースの観戦ポイント
2026年コマンダースの注目試合
2026年はEagles、Cowboysとの地区戦に加え、 ロンドン開催やMonday Night Football、 Sunday Night Footballなど注目ゲームが並びます。
Week 1 @ Eagles
いきなりPhiladelphia。 2024年NFC Championshipで WashingtonのSuper Bowl進出を止めた相手です。
日本時間:9月14日(月)午前5:25開始予定。
健康なJayden Danielsと新しいWashingtonオフェンスを 最初に確認できる公式戦です。
Week 2 @ Cowboys
翌週もNFC東地区。 今度はDallas Cowboysです。
日本時間:9月21日(月)午前5:25開始予定。
開幕からEagles → Cowboys。 Washingtonにとってかなり厳しいスタートです。
👉 【内部リンク:ダラス・カウボーイズとは?】
Week 4 vs Colts|ロンドン
Indianapolis Coltsとの試合は ロンドンで開催されます。
日本時間:10月4日(日)午後10:30開始予定。
日本からNFLを見る人にも非常に見やすい時間。
WashingtonがLondonでレギュラーシーズンを戦うのは、 2016年のBengals戦以来です。
Week 6 @ 49ers|Monday Night Football
San Francisco 49ersとのMonday Night Football。
日本時間:10月20日(火)午前9:15開始予定。
NFC上位へ戻りたいWashingtonにとって、 強豪相手にどこまで戦えるかを見る重要な一戦です。
Week 8 vs Eagles|Sunday Night Football
Bye明けに再びPhiladelphia Eagles。
今度はNorthwest Stadiumでの Sunday Night Footballです。
日本時間:11月2日(月)午前10:20開始予定。
開幕戦から約1カ月半。 Washingtonがどれだけ成長したか比較できる試合でもあります。
Week 18 vs Cowboys
レギュラーシーズン最後はDallas Cowboys。 Northwest Stadiumで開催されます。
日時は現時点で未定です。
NFC東地区やプレーオフ争いが接戦なら、最後のCowboys戦で2026年シーズンの運命が決まる可能性があります。
コマンダースの日程を日本時間で確認
NFLはアメリカ現地時間で開催されるため、 日本では翌日になる試合が多くあります。
2026年NFLの日程・日本時間を見る →2026年からユニフォームが大きく変わった
2026年Commandersでは、 ユニフォームが全面的にリニューアルされました。
テーマは 「過去と現在の融合」。
バーガンディのホーム。 ホワイト。 そしてブラックの 「Hail Raiser」。
バーガンディとホワイトは Joe Gibbs時代のSuper Bowlチームを思わせる クラシックなデザインを現代風に復活させています。
光沢のあるバーガンディヘルメット、 ゴールドのフェイスマスク、 クラシックなゴールドパンツなども特徴です。
「Raise Hail」
現在のCommandersを象徴するフレーズのひとつが Raise Hailです。
チーム公式のSNS、 イベント、 スタジアム演出などで広く使われています。
Northwest Stadiumでは レジェンドDarrell Greenがフィールドへ登場し、 ファンと一緒に「Raise Hail」チャントを行う演出も導入されました。
Northwest Stadiumと将来の新スタジアム
2026年現在のホームは Northwest Stadium。
所在地はWashington D.C.中心部ではなく、 Maryland州Landoverです。
しかしCommandersは現在、 Washington D.C.の旧RFK Stadium跡地に 新スタジアムを建設するプロジェクトを進めています。
約65,000席の屋根付きスタジアムになる予定で、 本格工事は2027年春開始予定。
完成目標は2030年春。2026年から応援を始めれば、CommandersがWashington D.C.へ戻っていく大きな変化も追えます。
コマンダースの公式グッズ
2026年なら特に注目したいのは、 現在の新しいCommandersを象徴する選手たちです。
さらに2026年は新ユニフォーム初年度。 現在の選手のユニフォームを買うにはかなり面白いタイミングです。
レジェンドならJoe Theismann、 John Riggins、Darrell Green、 Art Monk、Doug Williamsなどもあります。
👉 【外部リンク:Washington Commanders Official Shop】
こんな人にコマンダースがおすすめ
NFL初心者なら、 攻撃では#5 Jayden Daniels。
レシーバーは #17 McLaurinと#18 Diggs。
守備では Sonny Stylesと#98 Oweh。
まずこのメンバーから覚えれば、2026年Commandersはかなり見やすくなります。
まとめ|2026年Commandersは「2024年の魔法」を取り戻せるか
Washington Commandersには長い歴史があります。
1937年。 1942年。 Joe Gibbs。 The Hogs。 John Riggins。 Doug Williams。 Darrell Green。
そして3度のSuper Bowl制覇。
しかし現在のCommandersを象徴する選手は Jayden Danielsです。
2024年は新人QBながら12勝5敗。 NFC Championshipまで進出し、 Washingtonに久しぶりの熱狂を取り戻しました。
2025年は怪我に苦しみ、 チームは5勝12敗。
そして2026年。 Danielsが健康な状態で帰ってきます。
周囲にはTerry McLaurin、 Stefon Diggs、 Jacory Croskey-Merritt、 Rachaad White。
守備にはSonny Styles、 Odafe Oweh、 Mike Sainristil、 Frankie Luvuらがいます。
オフェンスも新しいコーディネーター。 ユニフォームも新しくなりました。 さらに2030年にはWashington D.C.のRFK跡地に 新スタジアムも完成予定です。
今のCommandersは、歴史あるフランチャイズがもう一度生まれ変わろうとしている途中です。
2024年のNFC Championship進出は偶然だったのか。
それとも、 Jayden Daniels時代の始まりだったのか。
その答えを探すのが2026年シーズンです。
Raise Hail!
最終更新:2026年8月25日
本記事は2026年8月25日時点の情報をもとに作成しています。
主な情報源:
・Washington Commanders公式サイト
・Washington Commanders公式ロスター
・Washington Commanders公式2026年スケジュール
・Washington Commanders公式ヒストリー
・NFL公式情報
現在は2026年プレシーズン期間中のため、 最終53人ロスター、負傷者、デプスチャートなどは 開幕前に変更される可能性があります。
特にStefon Diggsは8月7日に加入したばかりで、 WRの起用法やSonny Stylesの守備での役割などは シーズン開幕後も更新が必要です。



