「どこで何をするか」で覚えれば簡単。
QB、WR、RB、TE、OL、DL、LB、CB、S。 選手が多く見えるNFLも、それぞれの役割を知れば一気に分かりやすくなります。 オフェンス・ディフェンス・スペシャルチームを図解しながら初心者向けに解説します。
最終更新:2026年8月26日「選手が多すぎて誰を見ればいいの?」
「QBやWRは聞いたことがあるけど、TEやLBって何?」
「オフェンスとディフェンスで選手が全部入れ替わるの?」
NFLを初めて見ると、 こんな疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
アメフトは1プレーにつき 各チーム11人がフィールドへ出ます。
さらに攻撃と守備では基本的に選手が入れ替わるため、 野球やサッカーと比べてもポジションの種類が多いスポーツです。
でも、最初から全部覚える必要はありません。
QB=攻撃の司令塔
WR=パスをキャッチする
RB=ボールを持って走る
この3つが分かるだけでも、 NFL観戦はかなり分かりやすくなります。
この記事ではNFL・アメフト初心者向けに、 オフェンスとディフェンスの主なポジション、 それぞれの役割をフィールド図と一緒に紹介します。
- NFLのポジション一覧
- NFLは1チーム何人でプレーする?
- 【図解】オフェンスのポジション配置
- QB|クォーターバック
- RB|ランニングバック
- WR|ワイドレシーバー
- TE|タイトエンド
- OL|オフェンシブライン
- 【図解】ディフェンスのポジション配置
- DL|ディフェンシブライン
- DT|ディフェンシブタックル
- DE|ディフェンシブエンド
- LB|ラインバッカー
- CB|コーナーバック
- S|セーフティ
- オフェンスとディフェンスを「対決」で覚えよう
- 【図解】NFLポジションをフィールド上で見るとこうなる
- スペシャルチームにはどんなポジションがある?
- 初心者はどのポジションから覚えればいい?
- 体格によってポジションは違う?
- ポジションが分かるとNFL観戦はもっと面白くなる
- ポジションを覚えたら「ダウン」を理解しよう
- NFL初心者におすすめの記事
- まとめ|NFLのポジションは役割で覚えれば簡単
NFLのポジション一覧
NFLの選手は、大きく3つのユニットに分けると分かりやすいです。
ボールを前へ進めて得点を狙う攻撃ユニット。
相手の攻撃を止め、得点を防ぐ守備ユニット。
キックオフ、FG、パントなどを担当するユニット。
オフェンス(攻撃)
| 略称 | ポジション | 主な役割 |
|---|---|---|
| QB | クォーターバック | 攻撃を指揮する |
| RB | ランニングバック | ボールを持って走る |
| WR | ワイドレシーバー | パスをキャッチする |
| TE | タイトエンド | パスキャッチ+ブロック |
| OL | オフェンシブライン | QBやRBを守る |
| C | センター | QBへスナップする |
| G | ガード | 中央をブロックする |
| T | タックル | OLの外側を守る |
ディフェンス(守備)
| 略称 | ポジション | 主な役割 |
|---|---|---|
| DL | ディフェンシブライン | 最前線で攻撃を止める |
| DT | ディフェンシブタックル | 中央のランを止める |
| DE | ディフェンシブエンド | QBへプレッシャーをかける |
| LB | ラインバッカー | ラン・パス両方へ対応 |
| CB | コーナーバック | 主にWRをカバーする |
| S | セーフティ | 守備の後方を守る |
このほかにも細かな役割や名称がありますが、 NFL初心者ならまずこのあたりを覚えれば十分です。
NFLは1チーム何人でプレーする?
NFLでは、 1プレーにつき各チーム11人がフィールドに立ちます。
つまりプレー中は、 合計22人がフィールド上で戦っています。
そして攻撃権が入れ替わると、 基本的には選手も交代します。
たとえばチーフスが攻撃しているときは、 QB、WR、RB、OLなどのオフェンス選手が出場。
攻撃権が相手へ移れば、 今度はDL、LB、CB、Sなどの守備選手が登場します。
オフェンス=攻撃
ディフェンス=守備
スペシャルチーム=キックなど
【図解】オフェンスのポジション配置
初心者向けに、 オフェンスの基本的な位置関係をフィールド上で見てみましょう。
※実際の配置はフォーメーションによって大きく変わります。
まず注目してほしいのは中央です。
QBの前に並ぶ5人が OL(オフェンシブライン)。
その後ろにQB。
さらにRB。
外側にWRやTEが配置されます。
まずQBを探す → その前にいる5人がOL → 外側にWR。
この順番で見るとポジションを見つけやすくなります。
QB|クォーターバック
QBはNFLで最も注目されるポジションの一つです。 センターからボールを受け取り、 そこから攻撃をスタートさせます。
チームの勝敗にも大きく影響するポジションで、 NFLでは優秀なQBが非常に高く評価されます。
初心者ならまず 「誰にパスを投げるのか」 を見てみましょう。 誰も空いていないときに自分で走る判断なども見どころです。
RB|ランニングバック
RBはその名前の通り、 ラン攻撃の中心となるポジションです。
QBからボールを受け取り、 相手ディフェンスの隙間を走って前進します。
パワー型、スピード型、 パスキャッチも得意な万能型など、 選手によって特徴がかなり違います。
OLが作った一瞬の隙間をどう抜けるか。 大きな守備選手をかわして一気に走り抜けるプレーは NFLの大きな見どころです。
WR|ワイドレシーバー
WRは主にQBが投げたパスをキャッチするポジションです。
オフェンスの外側に配置されることが多く、 スピードのある選手が多いのが特徴です。
プレーが始まると決められたコースを走り、 QBからのパスを狙います。
50ヤード級のロングパス、 片手でのスーパーキャッチ、 サイドラインぎりぎりのキャッチなど、 派手なプレーが多いポジションです。
ボールだけでなく、 WRがどうやってCBを振り切ったのか にも注目すると面白くなります。
TE|タイトエンド
TEは初心者には少し分かりにくいポジションかもしれません。
WRとOLの中間のようなポジション。
パスをキャッチすることもあれば、 OLのように相手ディフェンスをブロックすることもあります。
そのため、 大きくて強いのに走れてキャッチもできる という身体能力の高い選手が多いのも特徴です。
特にゴール前では要注目。 大きなTEはエンドゾーン内でQBにとって 非常に頼れるターゲットになります。
OL|オフェンシブライン
オフェンスの最前線に並ぶ大きな選手たちが、 OL(Offensive Line/オフェンシブライン)です。
基本的には5人が並びます。
QBを守る。
RBが走る道を作る。
C|センター
OLの中央にいるのが センター(C)です。
プレー開始時にボールをQBへ渡す スナップを担当します。
ボールを動かした直後には、 相手ディフェンスをブロックしなければならないため 非常に重要なポジションです。
G|ガード
センターの左右にいるのが LG(レフトガード)と RG(ライトガード)です。
中央から突破してくるディフェンスを防いだり、 ラン攻撃で相手を押し込んだりします。
T|タックル
OLの外側にいるのが、 LT(レフトタックル)と RT(ライトタックル)です。
QBへ外側から迫ってくるパスラッシャーを防ぐ、 非常に重要な役割があります。
QBが余裕を持ってパスを投げられていたら、 その前でOLがしっかり守っている可能性があります。
【図解】ディフェンスのポジション配置
続いてディフェンスです。
守備の配置は戦術によってかなり変わりますが、 初心者向けの基本イメージは以下です。
前=DL
真ん中=LB
後ろ=CB・S
実際には4-3、3-4、ニッケルなどによって 人数や位置は大きく変わります。
最初は上のイメージだけで十分です。
DL|ディフェンシブライン
オフェンシブラインの正面で戦うのがDLです。
オフェンスとディフェンスの大型選手が 真正面からぶつかる場所です。
DT|ディフェンシブタックル
DTはディフェンスラインの中央付近に配置されます。
主な役割は 中央からのラン攻撃を止めること。
OLの大型選手と真正面からぶつかるため、 NFLでも特に体格の大きな選手が多いポジションです。
中央からQBへプレッシャーをかけられるDTは 非常に大きな価値があります。
DE|ディフェンシブエンド
DEはDLの外側に配置されるポジションです。
ランを止めるだけでなく、 QBへプレッシャーをかける ことも大きな仕事です。
QBがパスを投げる前に倒すことを サックと呼びます。
NFLではサックを量産するパスラッシャーが スターになることも珍しくありません。
※守備システムによってはOLBなどが 主なパスラッシャーになることもあります。
LB|ラインバッカー
LBはDLの後ろにいるポジションです。
ランなのかパスなのかを素早く判断する必要があり、 身体能力だけでなく判断力も重要です。
CB|コーナーバック
CBは主に相手WRを守るポジションです。
WRが走るコースについていき、 QBからのパスを阻止します。
WRはパスをキャッチしたい。 CBは絶対にキャッチさせたくない。 NFLで最も分かりやすい1対1の勝負です。
パスをCBが奪えば、 インターセプト(INT) になることもあります。
S|セーフティ
ディフェンスの後方を守るのがSです。
守備の最後の砦。
CBが抜かれても、 さらに後方にSがいれば タッチダウンを防げる可能性があります。
セーフティにはFSやSSなどがありますが、 現代NFLでは役割が柔軟になっています。
初心者はまず 「後方を守る選手」 と覚えればOKです。
オフェンスとディフェンスを「対決」で覚えよう
ポジション名だけを暗記するより、 「誰と誰が戦っているか」 で覚えるとかなり分かりやすくなります。
パスをキャッチしたいWRと、 それを防ぎたいCBの1対1。
QBやRBを守るOLと、 そこを突破したいDLの力勝負。
ランで前進したいRBと、 中央で止めたいLB。
大きくて走れるTEを誰がカバーするのかも重要です。
WR vs CBを見てみてください。
QBが投げる → WRがキャッチを狙う → CBが防ぐ。
非常に分かりやすく、 NFLを初めて見る人でも楽しみやすい対決です。
【図解】NFLポジションをフィールド上で見るとこうなる
オフェンスとディフェンスを同時に並べると、 全体像はこのようになります。
この図を頭に入れておくと、 NFL中継を見たときに、
「この辺にいるからLBかな?」
「外側でWRについているからCBかな?」
「QBの前に並んでいるからOLだな」
と、少しずつ役割が分かるようになります。
※実際のNFLではフォーメーションやプレーコールによって、 選手の位置・人数・役割は大きく変わります。
スペシャルチームにはどんなポジションがある?
オフェンスとディフェンス以外にも、 NFLには スペシャルチーム(Special Teams) があります。
主にキックオフ、パント、 フィールドゴール、エクストラポイントなどで登場します。
フィールドゴールやエクストラポイントなどのキックを担当。 試合を決めるキックを任されることもあります。
主に4th Downでパントを担当。 相手の攻撃開始地点をできるだけ遠くします。
キックやパントを受け取り、 そのまま相手陣へ走ってリターンします。
K|キッカー
フィールドゴールやエクストラポイントを担当します。
試合残り数秒。
同点。
最後のFGを決めれば勝利。
そんな場面で登場するため、 プレッシャーの非常に大きなポジションです。
P|パンター
主に4th Downで、 ボールを遠くへ蹴るパントを担当します。
得点できそうにないときにボールを相手陣深くまで蹴り、 相手の攻撃開始地点を悪くします。
KR・PR|リターナー
キックオフやパントで蹴られたボールを受け取り、 そのまま相手陣へ走る選手です。
KRはキックリターナー。
PRはパントリターナー。
一気にフィールドを駆け抜け、 そのままタッチダウンすることもあります。
初心者はどのポジションから覚えればいい?
全部を一気に覚える必要はありません。
NFL初心者なら、 次の順番で覚えるのがおすすめです。
まずボールを持つことが多く、 中継でも頻繁に映るので一番分かりやすい。
QBからパスを受ける選手。 派手なキャッチも多く分かりやすい。
ボールを持って走る選手。 ランプレーを見ると見つけやすい。
WRを守る選手。 WR vs CBを見るとパス攻撃が面白くなる。
守備の前方を見るようになると、 ランやQBへのプレッシャーが分かってきます。
ここまで分かれば、 NFL観戦の見える範囲がかなり広がります。
QB → パスが投げられたらWR。
慣れたらWRを守るCB。
さらにQBが投げる時間を作っているOLへ。
このように少しずつ見る範囲を広げれば大丈夫です。
体格によってポジションは違う?
アメフトは さまざまな体格の選手が活躍できる のも大きな魅力です。
ざっくりした傾向としては次のようになります。
もちろん選手によって大きく異なります。
NFL選手を見ると、 「同じスポーツの選手なの?」 と思うほど体格が違うことがあります。
小柄でスピードを武器にする選手もいれば、 150kg級の大型選手もいます。
それぞれが自分の長所を生かして、 同じフィールドで戦っている。
これもアメフトならではの面白さです。
ポジションが分かるとNFL観戦はもっと面白くなる
NFL初心者のうちは、 どうしてもボールだけを追いかけます。
もちろん、それでOKです。
でもポジションを覚えてくると、
「WRが完全にCBを抜いた!」
「OLがQBを完璧に守ってる!」
「DEが一瞬でQBまで到達した!」
「Sが後ろから飛んできて止めた!」
と、 ボールを持っていない選手のプレー まで見えるようになります。
NFLは11対11。
タッチダウンを取った選手だけが すごいわけではありません。
その前でOLが完璧にブロックし、 QBが守備を読み、 別のWRが守備を引きつけているかもしれません。
22人が同時に何をしているのかが少しずつ見えてくる。
ポジションを覚えたら「ダウン」を理解しよう
ポジションが分かったら、 次に覚えてほしいのが ダウン(Down)です。
NFLでは基本的に、
4回の攻撃で10ヤード進む。
という仕組みで試合が進みます。
これが分かると、
「なんで今パスを投げた?」
「なんで4th Downでパント?」
「ここでランを選ぶ理由は?」
といった戦術まで理解できるようになります。
NFL初心者におすすめの記事
まとめ|NFLのポジションは役割で覚えれば簡単
NFLにはたくさんのポジションがあります。
でも最初からすべて覚える必要はありません。
NFLを見始めたばかりなら、 まずQBとボールを追いかけてみてください。
慣れてきたらWR。
次はWRを守るCB。
さらにOLとDL。
この順番で少しずつ見る範囲を広げると、 NFLの面白さがどんどん見えてきます。
ボールではなくOL同士のブロックを見て、
「今のブロックうまい!」
と思うようになったら、 かなりNFLにハマっているかもしれません。
少しずつ見る範囲を広げよう。
最終更新:2026年8月26日
※ポジションの役割や配置は初心者向けに一般的な例を使って説明しています。 実際のNFLではチーム、フォーメーション、守備システム、 プレイコールによって選手の位置や役割が大きく変化します。
